なごやの神楽屋形

2011年08月26日

【なごやの神楽屋形】太閤まつりと神楽屋形

110515太閤祭東宿町神楽

2011年5月15日、名古屋市中村区にて。
中村区といえば高層ビルが建ち並ぶ名古屋駅周辺を思い浮かべるが、駅を西に進むと、田畑と住宅地が併存する準農村地域としての顔を見せる。東宿町の明神社には農村の象徴である神楽屋形が保存されていて、毎年太閤まつりの2日目に町内の人々によって曵き回される。かつては東宿だけでなく稲葉地や城屋敷、また大治町といった付き合いのある近村からも神楽屋形がやってきて太鼓囃子の腕を競ったそうだ。運がよければ尾張新次郎太鼓のメンバーが神楽屋形を使って演奏する光景を目にすることができる。


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2011年07月28日

【なごやの神楽屋形】港まつりの神楽揃え

110718港まつり

2011年7月18日、名古屋市港区にて。
毎年海の日に開催される「港まつり」は夜の花火が有名だが、僕自身は午後に行われる神楽揃えが好きだ。港区内で保存されている神楽屋形が三台集まる。2011年は川原神楽、熱田前新田中ノ組神楽、畑中神楽が出された。

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2011年07月27日

【なごやの神楽屋形】下之一色の神楽屋形

110723下之一色川祭り

2011年7月23日、中川区下之一色にて。
二年に一度開催される「川祭り」には下之一色に保存されている神楽屋形四台が出されます。
写真は下之一色第一部、旧南ノ切の神楽屋形です。
浅間社でのお祓い、太鼓の揃い打ちを終えて集会所に戻るところ。

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【なごやの神楽屋形】神楽屋形のはなし

 神楽屋形と出合ったのは四年前のこと。

 家の近くの神社のおまつりの日、境内の隅っこに置かれた一風変わった山車のようなお神輿のような、僕はそれを何というか知りませんでした。細かい彫刻で覆われ大太鼓と小太鼓が取りつけられた“置物”。神楽のお囃子をやっていたお兄さんから、それが神楽屋形であるということ、名古屋市内でも南西部に多いこと、普通は金神楽といって全体を金箔で覆われたものが多いことなどを教えてもらいました。

 神楽屋形は市内中心部で曵かれる山車と比べれば小さくかわいいものですが、田園地帯のあぜ道を太鼓と笛の囃子を響かせて進む姿を見れば、その存在の大きさが分かります。

 神楽屋形はマチではなくムラの宝物です。

 市内では港区や中川区の、かつての切や割といった大字小字単位で所有されています。稲穂が頭をたれるあぜ道を進むものもあれば、宅地化した地域ではあぜ道ではなく狭い路地を進みます。途中、花と呼ばれるご祝儀をいただきながら、お神酒もいただきながら、地域を一周し、その年の収穫に感謝し地域の安全を祈ります。

 神楽屋形を出すのは一年に一回のところもあれば、二年に一回のところもあります。しかも秋祭の多い10月に集中するので一度にたくさんの神楽屋形を見ることは難しい。神楽屋形がいっせいに集まる神楽寄せはいつ開催されるか分からない。どうしても見たければ、神社を一社一社回り、金魚のフンのごとく地域を回る神楽屋形についていく。でもそれが面白い。

 ああ、こんなすばらしい宝物が名古屋にあったんだ!

と感激しながら歩いています。そうして撮った風景を少しずつお見せできればと思います。

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