屋根神さまの祭礼
2007年12月29日
【秋葉祭】ひと月早い秋葉祭、2007/11/16
西区枇杷島の屋根神さまで行われる秋葉祭は、隣組によって祭祀方法が少しずつ違います。「萬金商店」の建物の中に埋め込まれた屋根神さまをまつる組では毎年11月16日に秋葉祭を執行します。お札を替え、社の前に山海の幸を供え、組の人々が集まってかがり火を囲む、その風景を撮りたいと思い、「夕方にやるよ」という情報をもとに現場を訪れました。手もとの時計は午後5時ちょうど。
しかし、どうしたことでしょう。社の前には水がまいてあり、明らかにこれから、というよりも、もう終わったよ、いった雰囲気が漂っています。淡い期待を胸に近所の方に声をかけると、
「なにィ、さっき終わったとこだがね。写真撮りたかったの? もっとはよ来なかんわァ」
「えっ、もう終わったんですか?」と私。
「今日は昼ごろに熱田さん(円通寺)にいってお札もらってきたんだけど、秋葉さんは四時半ごろやったんだわ。お供えして、火ィたいて。火が危ないもんで水まいたんだけど。そうか、そうか。来年もやるよ。ここはほかより一ヶ月早いでね。この辺は年寄りが多いで、日が暗くなる前の4時か4時半ごろにはやるんだわね。まあ、それにしても残念だったねェ」という結末。何とも情けない。
来年がある、たしかにそうかもしれません。でも屋根神さまに本当に来年があるとは限りません。地域の事情によりなくなる危険性が高く、実際に消えてしまった社をいくつも目にしてきました。来年があるというのは屋根神さまを撮る者にとって、あってはならない「甘え」なのです。でも肝心の開始時間は把握できました。それでも良しとしよう、するしかありません...とほほ。
「見ているだけで 何も描けず 一日が終った こんな日と 大きな事をやりとげた日と 同じ価値を見出せる 心になりたい」星野富弘さんのことばを思い出しました。
しかし、どうしたことでしょう。社の前には水がまいてあり、明らかにこれから、というよりも、もう終わったよ、いった雰囲気が漂っています。淡い期待を胸に近所の方に声をかけると、
「なにィ、さっき終わったとこだがね。写真撮りたかったの? もっとはよ来なかんわァ」
「えっ、もう終わったんですか?」と私。
「今日は昼ごろに熱田さん(円通寺)にいってお札もらってきたんだけど、秋葉さんは四時半ごろやったんだわ。お供えして、火ィたいて。火が危ないもんで水まいたんだけど。そうか、そうか。来年もやるよ。ここはほかより一ヶ月早いでね。この辺は年寄りが多いで、日が暗くなる前の4時か4時半ごろにはやるんだわね。まあ、それにしても残念だったねェ」という結末。何とも情けない。
来年がある、たしかにそうかもしれません。でも屋根神さまに本当に来年があるとは限りません。地域の事情によりなくなる危険性が高く、実際に消えてしまった社をいくつも目にしてきました。来年があるというのは屋根神さまを撮る者にとって、あってはならない「甘え」なのです。でも肝心の開始時間は把握できました。それでも良しとしよう、するしかありません...とほほ。
「見ているだけで 何も描けず 一日が終った こんな日と 大きな事をやりとげた日と 同じ価値を見出せる 心になりたい」星野富弘さんのことばを思い出しました。
2007年12月17日
【秋葉祭】ミッドランドと焼きイモ
12月16日は秋葉祭の日。市内各地では、秋葉神社を祭神のひとつとしておまつりしている屋根神さまはもちろん、秋葉神社単体、または氏神さまをまつる神社でもかがり火をたいて町内や地域の防火を祈りました。
私にとっても秋葉祭は一年を締めくくる行事として気合いが入ります。今年は西区内を数軒回ると、中村区太閤へ足を伸しました。
「秋葉さんは夕方5時半からやりますで。ここにお社頭持ってきて飾りつけしてね」。午前中、神明社で清掃をしていた方に祭礼の確認をしておいたのですが、初めてということもあり5時少し前には神さまの前へ。時間の少し前になると先日お会いした隣家のおばあさんが帰ってきて「ああ、写真撮りにきてくだれたかね」と声をかけてくれました。
普段はコンクリート台の上に置かれている神さまも男性二人に抱え上げられると案外軽く持ち上がるものです。そのまま台車に乗せられて神明社に運ばれると、あらかじめ用意されていた机の上に置かれました。そして、「秋葉神社」と大きく書かれたクリアケースの中から三方や提灯を出し、お供え、飾りつけをはじめます。一方、社の前ではたき火の準備も。その様子を撮ろうと後ろに引いて三脚を構えると神社の上に駅前のビル郡が構図に入りました。ミッドランドスクエアではビルの照明を使ってクリスマスツリーが描かれています。好調な経済の象徴であるツリーの明かりと秋葉さんの燃え盛る火が好対照をなしていました。
火が落ち着くと町内の人たちはアルミ箔にくるんださつまイモを火の中に入れました。「このおイモさん食べると風邪引かんでね。お兄さん、今日神さまの写真撮ってくだれたから、半分やるで食べやァ」とおばあさん。
焼き芋をかじりながら歩いていくと、ほんの束の間ですが火のかもし出すあたたかい光景に慣れていた目に、ビル郡の明かりが、なんと人工的に見えたことでしょう。

私にとっても秋葉祭は一年を締めくくる行事として気合いが入ります。今年は西区内を数軒回ると、中村区太閤へ足を伸しました。
「秋葉さんは夕方5時半からやりますで。ここにお社頭持ってきて飾りつけしてね」。午前中、神明社で清掃をしていた方に祭礼の確認をしておいたのですが、初めてということもあり5時少し前には神さまの前へ。時間の少し前になると先日お会いした隣家のおばあさんが帰ってきて「ああ、写真撮りにきてくだれたかね」と声をかけてくれました。
普段はコンクリート台の上に置かれている神さまも男性二人に抱え上げられると案外軽く持ち上がるものです。そのまま台車に乗せられて神明社に運ばれると、あらかじめ用意されていた机の上に置かれました。そして、「秋葉神社」と大きく書かれたクリアケースの中から三方や提灯を出し、お供え、飾りつけをはじめます。一方、社の前ではたき火の準備も。その様子を撮ろうと後ろに引いて三脚を構えると神社の上に駅前のビル郡が構図に入りました。ミッドランドスクエアではビルの照明を使ってクリスマスツリーが描かれています。好調な経済の象徴であるツリーの明かりと秋葉さんの燃え盛る火が好対照をなしていました。
火が落ち着くと町内の人たちはアルミ箔にくるんださつまイモを火の中に入れました。「このおイモさん食べると風邪引かんでね。お兄さん、今日神さまの写真撮ってくだれたから、半分やるで食べやァ」とおばあさん。
焼き芋をかじりながら歩いていくと、ほんの束の間ですが火のかもし出すあたたかい光景に慣れていた目に、ビル郡の明かりが、なんと人工的に見えたことでしょう。

2007年10月21日
【秋葉祭】関市本町の秋葉祭、2007/10/21
10月21日、秋晴れのこの日、以前より計画していた祭礼を撮影するため岐阜県関市を訪れました。バス乗り場がある栄町1丁目(旧新関駅)から歩いて2〜3分、アーケードの始まる建物の上に古い小祠が見られます。当日は秋葉神社祭礼でしたが、社の中には小さな鳥居と神棚が2体ずつ入っており、祭神は秋葉神社、津島神社、氏神である貴船神社。
祭礼スケジュールは、▽午前9時から町内役員による飾り付けとお供え▽午後5時から巴会館(町内民館)にてお祓い▽町内の人々による貴船神社参拝、です。
社の準備は町内会長はじめ3人で行いました。社殿前に秋葉神社と書かれた提灯を8張つり下げます。そしてはしごをかけ社に上がり社殿扉を開けて、ほこりのたまった社と小さな鳥居をぞうきんで拭き清めます。最後に榊の入った瓶を供えます。
一方、お供えは町内会館内で行われました。「正一位秋葉神社」と書かれた掛軸をつり下げ、その前に野菜、果物、昆布、スルメなどを供えます。
午後5時前、会館に町内の人々が参集し始め、定刻になると貴船神社の神主がやってきました。室内に敷きつめられた20枚ほどの座布団はすでにうまっていました。祈祷は15分ごろで終わりましたが、その後町内会長が、町内が災禍なく一年を無事に過ごしたことを報告、また諸連絡事項伝えたあと、提灯や社を片つけて皆で貴船神社に参拝に出かけました。
この町内では夏に津島神社祭礼を、秋に秋葉神社祭礼を行うのですが、夏期は社殿前にお供えをしお祓いもそこで行うのに対し、秋葉神社祭礼は上記の通り、お祓いのみ屋内で行います。ちなみに提灯には両社の名前が表裏に書かれています。「かつてはお祓いが始まる前にリンを振って知らせたものだよ」と近所のおばさんが教えてくれました。
☆朝の準備から夕方のお祓いまでは、図書館で過ごしました。市役所に隣接した建物にあり蔵書も豊富できれいでした。また夕食は関の名店「辻屋」でうなぎ丼を食べて帰りました。関までは、名鉄と岐阜バスを利用(帰りは名鉄バスセンター直行バスを利用)。
祭礼スケジュールは、▽午前9時から町内役員による飾り付けとお供え▽午後5時から巴会館(町内民館)にてお祓い▽町内の人々による貴船神社参拝、です。
社の準備は町内会長はじめ3人で行いました。社殿前に秋葉神社と書かれた提灯を8張つり下げます。そしてはしごをかけ社に上がり社殿扉を開けて、ほこりのたまった社と小さな鳥居をぞうきんで拭き清めます。最後に榊の入った瓶を供えます。
一方、お供えは町内会館内で行われました。「正一位秋葉神社」と書かれた掛軸をつり下げ、その前に野菜、果物、昆布、スルメなどを供えます。
午後5時前、会館に町内の人々が参集し始め、定刻になると貴船神社の神主がやってきました。室内に敷きつめられた20枚ほどの座布団はすでにうまっていました。祈祷は15分ごろで終わりましたが、その後町内会長が、町内が災禍なく一年を無事に過ごしたことを報告、また諸連絡事項伝えたあと、提灯や社を片つけて皆で貴船神社に参拝に出かけました。
この町内では夏に津島神社祭礼を、秋に秋葉神社祭礼を行うのですが、夏期は社殿前にお供えをしお祓いもそこで行うのに対し、秋葉神社祭礼は上記の通り、お祓いのみ屋内で行います。ちなみに提灯には両社の名前が表裏に書かれています。「かつてはお祓いが始まる前にリンを振って知らせたものだよ」と近所のおばさんが教えてくれました。
☆朝の準備から夕方のお祓いまでは、図書館で過ごしました。市役所に隣接した建物にあり蔵書も豊富できれいでした。また夕食は関の名店「辻屋」でうなぎ丼を食べて帰りました。関までは、名鉄と岐阜バスを利用(帰りは名鉄バスセンター直行バスを利用)。
