2008年05月25日

【講義録】屋根神とは -まとめ-

 最後に、屋根神さまを定義するのは非常に難しいわけですが、個人宅や企業、デパートとかじゃなくて、村とか共同体の、ひとつの個人ではなくて町内を守ると、そうすることによって町内の人たちが、毎月1、15日にまつるということで、町内の結束ができる。
 いまみたいに隣人が何しているか分からないとか、どこの人が歩いているか分からないということはないわけで、これによって我々が住んでいる生活が守られてきたわけです。
 実際、氏神さまですと安全無事、津島さんは病気から守ってくれる、秋葉さんは火を防いでくれる。
 しかしご利益以上に、コミュニティーがひとつのものを持つということで、横のつながりを保つ、それが結局我々の生活を守る一番の力だと思うんですね。
 たまたま神さまの名前を利用する、結果論としてはそういうことではないか。
 現代においては、もう一度こういった生活を見直す必要があるんじゃないかと思います。


yanegami at 20:22コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ!
「屋根神ウオーク」実行委  | 屋根神さまって?

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モリマコトの紹介
森 実は1973年7月生まれ。熱田区在住。名古屋市内、愛知県内、岐阜県内の屋根神さまと地域の人々の姿を撮り続ける。屋根神さまの近況発表の場として写真展「屋根神さまのある風景」を隔年で開催している。また屋根神さまを見て回る「屋根神ウオーク」実行委員会のひとりとして、屋根神さまをまつる地域と関心を持つ人々とを結びつけようと努力している。