2008年05月14日

【講義録】屋根神とは -屋根神さまの祭神-

 屋根神さまにまつられている神さまですが、実際、「西区の屋根神さまマップ」や山地さんの写真集を見ても、提灯を見るとほとんどが、熱田、津島、秋葉という形ですが、それ以外にも皇大神宮、那古野神社などがまつられている。
 那古野神社は牛頭天王をまつっておりますから、那古野神社がまつってあるところには津島神社はありません。
 秋葉さんはほとんどのところでまつっているような気がします。
 それと氏神さんの名前を書いてまつっているところもあります。
 これもいろいろ検討しなくてはならんところです。
 津島さんは病気を防いでくれる神さまですし、熱田さんはもともと草薙の剣をまつっている武神ですね、それと熱田祭を尚武祭ともいっている。
 そういうことから戦争に対する神さまであり武運長久を祈ってまつる。
 また皇大神宮というのは明治以降の国家神道が盛んになったことが原因でしょう。
 森さんの写真にあるように5カ所の提灯をまつっているのがある。
 なかには、秋葉さんだけというのもあり、森さんにうかがうと岐阜では秋葉さんだけをまつる。
 新川町でもおまつりしてあるのは秋葉さんだけです。
 ひとつの神さまだけをまつるのを屋根神さんとしていいのか、三つの神さんをまつるのを屋根神さまとしていいのか、この辺りもまた頭が痛いわけであります。
 一軒の家ではなく、組や隣組、町内でまつるのが屋根神さんではあるが、津島さんや秋葉さんというのは村全体でまつるという形態をとるところもあるので、一社だけをまつるものもを「屋根神さん」のグループに入れていいのかどうか、これも定義するのが非常に難しい。


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モリマコトの紹介
1973年7月、名古屋市瑞穂区出身。立命館大学卒業後、韓国・ソウルに遊学。帰国後の「ふがいない時期」に図書館で偶然であった屋根神さまに魅せられる。現在、名古屋市内を中心に愛知、岐阜の屋根神さまを撮り歩き、「屋根神さまのある風景」「まちの文化遺産屋根神さま」等の写真展も開催している。名古屋市熱田区在住。