2008年10月22日

【聞き取り】中川区前並町

・08年1月15日
ーお社が新しくなりましたね。
 これ(壁面にある屋根神さま)ずうっとね、古いもんだからさ、それとちょっと(まつってある路地が)暗いでしょ、日が当たらないもんだから。高いところにまつったったからね、のぼってね、お掃除なんかしなかんでしょ、みんなだんだん年いって(とって)きたからさ、それでね、思い切って、こういう風に(下に降ろ)してもらったんだけど。まだこれで、2年かそこら...去年(2007年)ね、節分の日はここでちゃんとおまつりしてもらったから。あまりにもね、ぼろぼろになってきたからね。

 うちは(家には)神さまを外に納めてしまってなんにもなかったから、この神さまにうちの中へ入ってもらおうかと思って。そう思っとったらやっぱり、「外神さま」と「内神さま」と違うんだって。「外神さま」は外じゃないといかんよ、という話を聞いたもんだから。だから困ってねぇ、なんてこといっていたんだけど。それでね、みんなに聞いたんだけど、そうしたら(下に降ろしておまつりしなおすこと)、ほれでいいですよ、といいなさって、ここの向かえ(向かい側)の方にものすごい応援してもらったからさ、お社も全部、その方につくってもらって。ここさ、いいか悪いか分からないけどさ、ちょうどね、南向いてるし日も当たるでと思ってさ、それでここの(周辺の)若い者がね、これからおまつりすると、みんないったからね。

ーこの神さまはどこでまつっているのですか?

 前並町の5組と6組なの。

ーこの周辺にもかつては屋根神さまがたくさんあったのですか?
 昔は(屋根神さまが)みんなありましたよ。そこ(近所の露橋町)にもありましたけどねぇ。
 ここの家が昭和8年に建てた家だったんだわ、前(立て替え前の)の家がね。それからずうっとおまつりしているからね、だからなくなってね、あれするのも(なくしてしまうのも)寂しいからさぁ。

ー昔からその路地を入ったところにあったのですか?

 そう、昔はね、まだね、この閑所っていうのがね、奥にもまだ家あったんですわ。ここ入っていくとちゃんと2軒あってね、やっぱり神さまを大事にしてもらってね、みんなお参りしてもらってたんだけど。みんなね、息子さんたちのとこへ行きなさったもんだで、だんだんとね、裏の方も寂しくなってきたからさ。

ー祭神は熱田さん、秋葉さん、津島さんの三社をまつってみえるのですか?
 それだけです、うちは。おまつりのときはちょっとね、ここは提灯ないから、ないことないけど大きいもんだから、小さいの、小さいのとゆっている(言っている)うちに、だんだん日にちが過ぎてっちゃって。
 お正月(の飾り付け)もやりますよ、ちゃんと。正月とかね、盆とか正月とか、1日、15日はね、ちゃんとね、おまつりしてますよ。(秋葉さんのときは)今はやらないけど、前はね、ここでやりましたけどね。昔はね、ここで(社の前で)火を焚いてね、子どもんたち集まって焼き芋なんかやって大騒ぎしたけど、だんだんとこういうふうなあれになってきたからね(だんだんと火を焚くのが難しくなってきたからね)。

yanegami at 20:31コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ!
聞き取り  | 名古屋市中川区

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モリマコトの紹介
森 実は1973年7月生まれ。熱田区在住。名古屋市内、愛知県内、岐阜県内の屋根神さまと地域の人々の姿を撮り続ける。屋根神さまの近況発表の場として写真展「屋根神さまのある風景」を隔年で開催している。また屋根神さまを見て回る「屋根神ウオーク」実行委員会のひとりとして、屋根神さまをまつる地域と関心を持つ人々とを結びつけようと努力している。