2007年12月20日

【私と屋根神】ソウルから屋根神へ

「森さんが韓国にいたことと屋根神さまって結びついているのですか?」
 記者氏の質問に私は
「関係あるとは思いますけど...」
とどうもはっきりしません。

大学卒業後に留学した韓国から帰国して10年。当時は韓国も日本も不景気で、「韓流」なんて流れはなく、韓国語が話せるだけでは就職が難しい就職氷河期でした。自分はこれからどうすればいいのか、京都と韓国で過ごした青春時代の経験はしょせん、どうってことのないものなのか...

「そういえば、よく歩いていましたよ」
思い出して記者氏にいいました。
「ソウルをくまなく、路地にも入りながら...」

授業が終ると学校から繁華街まで歩いたり、休日には一周する地下鉄の沿線を駅をたどって歩いたこともありました。結果として地理に明るくなるだけでなく、まちの表情も見えてきます。ここには小さな市場があるとか、ここを入っていけば怪しいエリアに出るとか、またここの階段を降りると子どもたちがたくさん遊んでたな、とか。

就職活動が不発続きでやることのない時期、私は狂ったように名古屋市内を歩きまくりました。大門の中村遊廓や尾頭橋の八幡園など遊廓あとを必ずそのコースに入れて。建物の珍しさと、消えてしまったまちの持つ「いやらしさ」に引かれていました。

韓国でハマったまち歩き、ただひたすら歩くことを続けていたことが屋根神さまとの偶然のであいを作ってくれたのだと思います。図書館で中村遊廓について書かれた本を書棚に返したところ、隣にあったのが屋根神さまの写真集でした。

「韓国→歩く→中村遊廓→屋根神」と強引に図式立てて考えれば直接的にではないけど、韓国にいったことが関係してるのかなあ。記者氏からの電話を切ったあと、妙に納得感をえました。

yanegami at 20:35コメント(2)トラックバック(0)  この記事をクリップ!
私と屋根神 

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コメント一覧

1. Posted by mari    2007年12月20日 22:24
ご連絡有難うございました。サイトを引越しされたのですね。

最近、名古屋港へ行くために地下鉄日比野駅をよく利用しています。
2. Posted by yanegami    2008年01月16日 07:28
mariさん、今回もよろしくお願いいたします。
できるだけ頻繁に更新できるように努力するつもりです。
日比野駅を使われているのですか?
大学ができたり、高速道路の工事が行われたりと、にぎやかになりました。

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モリマコトの紹介
森 実は1973年7月生まれ。熱田区在住。名古屋市内、愛知県内、岐阜県内の屋根神さまと地域の人々の姿を撮り続ける。屋根神さまの近況発表の場として写真展「屋根神さまのある風景」を隔年で開催している。また屋根神さまを見て回る「屋根神ウオーク」実行委員会のひとりとして、屋根神さまをまつる地域と関心を持つ人々とを結びつけようと努力している。